衛生管理者

「衛生管理者」「安全管理者」違いを簡単に解説 →違いは4つです。


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こんにちは!

衛生管理者のやまさき こうじです。

「衛生管理者」を調べていたら、「安全管理者」って出てきたけど、違いってなに?どうすればなれるの、どっちがおすすめ?

と疑問に思っているあなたへ記事を書いています。

本記事の内容

  • 「衛生管理者」「安全管理者」4つの違い
  • 「衛生管理者」「安全管理者」になる手順
  • 「衛生管理者」がおすすめな理由

本記事を書いているボクは32歳のときに、第一種衛生管理者を、独学で一発合格しました。

カンタンに、わかりやすく解説しますね!

衛生管理者・安全管理者 4つの違い

主に4つの違いがあります。

  1. 試験の有無
  2. 選任するために必要なもの
  3. 職場の業種
  4. 主な職務内容

ざっくり言うと、

常時使用する労働者数が50人以上の

  • 19の限定業種の職場・・・「安全管理者」
  • すべての業種の職場・・・「衛生管理者」

 

が必要です。

1. 試験の有無

「衛生管理者」「安全管理者」になるための試験の有無です。

試験

  • 衛生管理者・・・あり
  • 安全管理者・・・なし

2. 選任するために必要なもの

選任とは、職場で「衛生管理者」「安全管理者」として選ばれることです。

必要なもの

  • 衛生管理者・・・試験に合格し、免許の取得が必要
  • 安全管理者・・・厚生労働大臣の定める研修の修了が必要(資格要件あり

資格要件とは、主に「産業安全の実務経験(年数)」のことを指します。

※2 安全管理者の資格–厚生労働省

3. 職場の業種

職場の業種によって、異なります。

業種

  • 衛生管理者・・・50人以上の全業種で選任が必要
  • 安全管理者・・・50人以上の19の限定業種で選任が必要

安全管理者の選任が必要な19の限定業種(林業〜機械修理業)

※1 安全管理者の選任が必要な業種–厚生労働省

常時使用する労働者数が50人以上の19の限定業種の職場では、「衛生管理者」「安全管理者」共に選任が必要です。

ちなみに10人以上50人未満の職場では、「安全衛生推進者」または「衛生推進者」の選任が必要になります。

詳しくは、

「衛生管理者」「安全衛生推進者」「衛生推進者」違いを簡単に解説

の記事をどうぞ!

4. 主な職務内容

「衛生管理者」は職務は衛生に関すること、「安全管理者」は安全に関することになります。
共通する役割は、労働者の安全と健康を守ることです。

職務

  • 衛生管理者・・・衛生に関する技術的事項の管理
  • 安全管理者・・・安全に関する技術的事項の管理

衛生管理者・安全管理者になる手順

衛生管理者

  • 安全衛生技術試験協会が行う試験に合格
  • 東京労働局へ免許を申請する
  • 労働基準監督署へ選任の報告を行う

安全管理者

  • 資格要件(産業安全の実務経験)を満たした人が「研修」を修了する
  • 労働基準監督署へ選任の報告を行う

研修とは、「厚生労働大臣の定める研修」です。

安全管理者選任時研修–公益財団法人労務管理教育センター

衛生管理者をおすすめする理由

衛生管理者をおすすめする理由は、

全業種で必要

衛生管理者はすべての業種で必要です。
安全管理者は19の業種のみ必要になります。
よって需要が多いのは、衛生管理者です!

希少性がある

衛生管理者になるには、試験に合格する必要があります。
安全管理者は、9時間の研修を修了すれば資格者になれますよね。
そのため難易度と希少性が高いのは、衛生管理者です!

転職にも有利

安全管理者より希少性があるので、衛生管理者の免許を持っていると企業から評価されます。
すべての業種で需要があるため、転職にも有利です。
資格手当も期待できます!

衛生管理者になる方法をくわしく知りたい方は、

衛生管理者とはどんな資格?知識ゼロから最短合格までを簡単に解説

の記事をどうぞ。

知識ゼロから衛生管理者になるまでの道筋をイメージできますよ!

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自分にできるかな?

ここまで読んだ方で、

「とはいえ衛生管理者って、試験があるんでしょ?社会人だし、働きながら試験勉強なんて、自信ないなあ...」

と思うかもしれません。

大丈夫、問題ないです!

衛生管理者試験 働きながら合格できる理由

  • 合格率は約50%
  • ざっくり2人に1人は合格しています!
    受験するには労働衛生の実務経験が必要なため、ほとんどの人が働きながら受験。
    衛生管理者は「全業種で50人に1人」の選任義務があります。
    選任義務があるのに、試験を急にむずかしくすると、衛生管理者が足りなくなり企業が困ります。
    つまり衛生管理者は落とす試験ではなく、合格させる試験です!

  • マークシート試験
  • 5つの選択肢から1つを選ぶ、マークシート試験です。
    一語一句覚える必要はありません。
    わからなくても、正解の確率は5分の1です!

  • 合格者数の定員なし
  • 合格者数に、上限はありません。
    6割得点したら、みんな合格です!

  • 過去問をマスターすれば、合格ラインに到達
  • 試験問題の7〜8割は、過去問から出題されます。
    残りの2〜3割も、過去問の周辺知識がほとんどです。
    過去問をくり返し解けば、合格ラインに到達できます!

  • 毎月1回以上、受験のチャンスあり

短期間に何度もチャレンジできます。
もちろん一発合格も可能です。

衛生管理者は合格できる要素がいっぱいです。

初学者でも正しく勉強すれば一発合格できます

資格試験でいちばん大切なのは「教材」

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教材選びを間違えると「時間」と「お金」を失います...

市販の教材で衛生管理者に一発合格したボクが自信をもってオススメする「問題集」と「参考書」がありますよ。(2冊で3千円くらい)

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まとめ

まとめ

衛生管理者・安全管理者

おさらいです!

衛生管理者・安全管理者 4つの違い

  • 試験の有無
  • 「衛生管理者」のみ、試験あり

  • 選任するために必要なもの
  • 「衛生管理者」・・・免許が必要
    「安全管理者」・・・厚生労働大臣の定める研修の修了が必要

  • 職場の業種
  • 「衛生管理者」・・・すべての業種
    「安全管理者」・・・19の限定業種

  • 主な職務内容
  • 「衛生管理者」・・・衛生に関する技術的事項の管理
    「安全管理者」・・・安全に関する技術的事項の管理

衛生管理者・安全管理者になる手順

  • 「衛生管理者」・・・試験に合格して免許を取得し、職場で選任、労基署へ報告
  • 「安全管理者」・・・資格を満たした人が研修を修了し、職場で選任、労基署へ報告

衛生管理者をおすすめする理由

  • すべての業種で必要なので、需要が多い
  • 試験に合格する必要があるため、希少性がある
  • 需要があるため、転職にも有利
  • 国家資格のわりに、合格しやすい

今回は以上になります。

衛生管理者と安全管理者の違いがわかれば、「衛生管理者」を目指さない理由はないです!

価値ある資格の取得は、人生を幸せにします。

今日もコツコツ、学びましょう!

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山崎 康嗣です。独学で第一種衛生管理者試験に合格しました。最短で合格するための情報を発信しています。 その他の保有資格は、社会保険労務士、宅地建物取引士、日商簿記2級、毒物劇物取扱者。

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